ファン付き空調作業服（半袖）は雨の日も使える？サイズの選び方を解説

雨水の浸入が原因

ファン付き空調作業服を雨の日に使用する場合、注意するべきはファンの部分です。ファンとは、羽を回転させて外気から作業着内に空気を送る部分で、空調作業服の中でも外に触れる部分になります。

小雨程度であれば問題ありません。暴風雨などの際に空調作業服を使用する場合、このファンから水が浸入して、ファンを回しているバッテリーの故障へとつながるのです。

ファンのバッテリーに使われている電圧は10V程度と低いため、雨で濡れても感電することはほとんどありません。しかし、ファンが回らなくなるなど、故障の原因になります。雨の日に空調作業服を使用すると、故障するリスクがあることを覚えておきましょう。

ホコリやゴミも原因に

空調作業服が故障する原因は雨だけではありません。例えば、ホコリやゴミが多い場所で使用することも、空調作業服が故障する原因になります。ホコリやゴミがファンに巻き込まれてファンが回らなくなり、バッテリーに影響してしまうことも少なくありません。

対処法

空調作業服のファン部分は濡らさないことが一番です。しかし、仕事などでどうしても雨の日も空調作業服を着ることはあるでしょう。そのような場合は、ファンカバーを使用するとよいでしょう。カバーを装着すると、ファンの回転は落ちる反面、雨の日でも安全に使用できるようになります。またホコリやゴミへの対処としては、防塵カバーなどもあります。

なおカバーを付けていたとしても、雨の日に空調作業服を使用した場合、濡れたまま放置すると故障の原因となります。日陰に干すなどして、必ず乾燥させましょう。

大きめのサイズを選ぼう！

空調作業服を選ぶ場合は、普段選ぶサイズよりも1サイズ大きいものを選びましょう。空調作業服の目的は、服の中で空気を巡らせることです。身体にぴったりのサイズを選んでしまうと、身体と服の間に空気を循環させるスペースがなくなり、涼しくなりにくいです。
逆に身体のサイズよりも大幅に大きいサイズの場合、服の間から空気が漏れてしまいます。空気の巡りが悪くなるため、涼しさを感じにくいでしょう。
これは半袖の空調作業服も同様です。半袖の場合、空気が漏れる箇所が長袖と比べて多いため、大きすぎる空調作業服は涼しくなりにくい傾向にあります。

女性はサイズ選択に注意

空調作業服は基本的に男性基準に作られていることが多く、特に記載がない場合には男性サイズになります。そのため、男性には1サイズ大きめのものがおすすめで、女性の場合は1サイズ小さめのものを選びましょう。

サイズを問わないレイダンユニットもおすすめ！

れいだん本舗では、サイズを問わず活用できる「レイダンユニット」を取り扱っています。これはファンと空調作業服が一体型になっているものではなく、どのような服にでも取り付けられる商品です。バッテリーは別途必要ですが、市販されているので交換すれば使い続けることもできます。

正しいメンテナンスをしよう

空調作業服の効果を高めるためには、購入後のメンテナンスも重要です。ファンの場合は、外気のホコリや小さいゴミを吸い込んでいるため、プロペラの細かい部分まで掃除をしましょう。綿棒などを使い、専用洗剤で洗います。

また充電型のバッテリーの場合、充電の頻度に注意しましょう。バッテリーは、無くなった状態で放置しても、満タンの状態で放置しても、劣化が早まる原因となります。30～50％程度の充電量を保つと、バッテリーが長持ちするでしょう。